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お歳暮には、定番の鮭を贈ろうか迷っているかも知れません。しかし、なぜお歳暮には鮭を贈るのか疑問ではないでしょうか。

鮭は好き嫌いが少ない食品で喜んでもらえることはもちろんですが、実はちゃんと意味がありお歳暮の品として贈られています。

魚が好きな方へ贈るときに役立つ、贈られるようになった理由やおすすめの贈り方を紹介しますので、お歳暮の品選びに役立ててみてください。

お歳暮は先祖や歳神様への「お供え物」が由来

お歳暮の挨拶に鮭が贈られることがある理由は、お歳暮の由来を知るとわかります。昔の人の習慣がそのまま現代でも残っており、今でもお歳暮に鮭を贈ることがあるようです。

お歳暮の由来

お歳暮の由来となっているのは、お正月に歳神様へのお供え物を贈った習慣からです。分家が本家へ、また嫁いだ娘が実家にお供え物を贈る習慣があり、神様へのお供え物は、塩鮭・塩鰤・数の子などの魚介類でした。

また、江戸時代の商人は掛け売りで商売をしており、お盆と年末に代金が支払われたため、そのお礼として品物を贈っていました。商人は代金の感謝として、また来年もよろしくという想いを込めて品物を贈っていたそうです。

このような習慣から、現代のようにお世話になった方へ感謝の気持ちを伝えるため、お酒や食べ物を贈るお歳暮の習慣が広まることになります。現代でも鮭をお歳暮の品として贈る人がいるのも納得でしょう。

お歳暮の意味

続いて、「歳暮」という言葉の意味も知っておいてください。「歳暮」は「年の暮れ」のことで年末を意味しており、お歳暮は言葉通りで年末の贈り物の意味があります。

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【新物】マルサ笹谷商店 『秋鮭いくら醤油漬け』 北海道産 500g 化粧箱入り
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北海道東の前浜で捕れた鮭の新鮮な卵を使っています。水揚げされたばかりの秋鮭を自社便で工場まで運び入れ、良質ないくらだけを厳選して作りました。

お歳暮に鮭を贈るのは「縁起物」だから

鮭は神様のお供え物として使われていましたが、縁起物として扱われている理由から、お歳暮の品物として選ぶ人がいます。お歳暮に縁起物の品を贈りたい方は、鮭が贈られる意味を確認してみてください。

鮭は神様のお供え物として縁起がよい

日本古来では、歳神様のお供え物として塩鮭が選ばれていました。鮭は出世魚とも呼ばれる縁起物で、お供えに使われる祝い肴に向いているものでした。

しかし、鮭はその言葉から「裂ける」を連想させるため、縁起が悪いものとされており、お清めの意味から新しい藁で巻くようになったのです。それが新巻鮭となり、今でも新巻鮭は縁起物としてお歳暮の品に選ばれています。

鰤も縁起のいい魚

鰤も神様のお供え物に使われる縁起のいい魚です。縁起のよい魚をお歳暮に贈りたいなら、鰤を選んでみるのもよいでしょう。

九州地方には、新婚の婿方からお嫁さんの実家へ鰤を贈る習慣があります。「良か嫁ぶり」という言葉にかけており、大切な娘さんをありがとうございますという感謝の気持ちを込めて贈る風習があるそうです。

また、鰤は鮭と同様に出世魚とされており、縁起のよい魚です。お歳暮に魚を贈りたいときは、縁起のよい新巻鮭や鰤を贈ってみてはどうでしょうか。

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愛媛県産 生食用『真鯛旨味昆布締め』 2節 計約350g 化粧箱入り
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愛媛県の宇和島で育った、魚体サイズ1.8キロ〜2キロの真鯛を活け締めし、国産昆布で締めました。化粧箱入りでギフトにもピッタリです。

お歳暮の定番!「新巻鮭」とはどんなもの?

お歳暮に鮭を贈るなら、贈り物に向いている鮭の種類を知っておきましょう。鮭と一言でいっても種類があり、お歳暮の定番で人気があるのは新巻鮭です。

新巻鮭とは

新巻鮭とは、鮭の内臓を取り除き塩漬けにして干した保存食のことです。昔は鮭以外の魚も使っていたようで、魚を塩漬けにして竹の皮や藁で包み保存していました。

「荒巻鮭」とも書くのですが、荒縄で巻いたためという説があります。近年で「新巻鮭」と書くのは、単純に「新物の鮭」という意味があるようです。

江戸時代の後期になると、新巻鮭がお歳暮の品として選ばれていました。新巻鮭に使われる鮭は白鮭ですが、紅鮭などが使われることもあります。

新巻鮭の種類

白鮭は、スーパーでよく見かける切り身の鮭に使われるものです。秋の産卵の時期になると川に鮭が戻ってくるので、その鮭を産卵前に漁獲したものを白鮭といいます。

産卵前の鮭は卵や白子に栄養を取られているため、脂乗りはよくありません。白鮭は秋に漁獲することから「秋鮭」とも呼ばれ、秋になると冷凍していない冷蔵品が出回り、鮮度をアピールして販売されることがあります。

また、同じ白鮭でも高級品とされる「時鮭」もあります。同じ種類の鮭ですが、時鮭は秋ではなく間違って春に川へ戻ってきたもので、産卵の時期ではないため卵や白子に栄養を取られておらず脂が乗っている品種です。

戻ってくる時期に戻らない鮭のため、「ときしらず」とも呼ばれています。若くて脂の乗った鮭で、お歳暮で贈るなら時鮭の新巻鮭を選ぶと、一味違った味を楽しんでもらえるでしょう。

いつも味わっている鮭より高級品を贈りたいときは、時鮭の新巻鮭がおすすめです。もらった方もその味の違いに驚くはずです。

お歳暮に贈るなら保存しやすい「切り身」がオススメ

お歳暮として人気の新巻鮭は1本のままのことがあるため、注意が必要です。もらった人のことを考えて、食べやすい新巻鮭を選ぶのが基本のマナーです。

食べやすさなら切り身

最近は魚をさばく機会が減っているため、特別に料理が得意な人でないなら、切り身の鮭がおすすめです。1本のままの新巻鮭を食べやすく切り身に加工された商品も売られています。

お店やインターネットで注文するときは、切り身に加工されているか確認してください。1本のまま新巻鮭の見た目で切り身になったものや、頭などを除いた切り身だけの商品を相手や予算に合わせて選んでみましょう。

釣りが趣味の方へは1本のまま

釣りが趣味の方は、自分で鮭をさばきたいかも知れません。丸ごと1本の鮭をさばく機会は多くないため、1本のままで贈ると喜んでもらえます。

新巻鮭の保存方法

新巻鮭は食べやすい大きさにカットしたら、1切れごとをラップに包み、密閉容器に入れて冷蔵や冷凍保存ができます。最近の新巻鮭は昔のように保存性を高めるよう塩辛いものは少なくなっており、甘い鮭が多いため適切な保存をしてください。

冷凍した鮭は、解凍の際に水分とうま味が逃げやすくなるため注意しましょう。冷凍庫から冷蔵庫へ移し、出た水分はシートで吸収させるようにします。

また、手間なく調理したい場合は、切り身を焼いてから小分けにして冷凍する方法もおすすめです。そのままお弁当に入れればお昼には解凍されているため調理の手間がなく、解凍した焼き鮭はほぐしておにぎりの具にもできます。

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