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結婚したばかりだとお互いの家庭のルールがわからないため、どこまでお歳暮を贈ってよいのか迷うのではないでしょうか。また、社会人になったばかりのときや、お稽古事を始めたときも迷うことがあります。

そのような悩みがある人向けに、お歳暮はどこまで贈るとよいかの目安を紹介します。誰に贈らなければならないというルールはありませんが、ひとつの考え方として参考にしてみてください。

お歳暮を贈る相手は「これからも付き合いがあるか」を基準に

お歳暮は誰に贈ったらよいという決まりはありません。基本的には、お世話になりその感謝の気持ちを伝えたい相手を選びますが、どこまでの関係性まで贈るか迷ったら、次に紹介する基準を目安にしてみてください。

毎年贈れるか?

お歳暮は一度贈ると来年からも贈り続けるのが基本です。来年からも贈り続ける理由は、お歳暮には「末永い付き合いをよろしくお願いします」という挨拶の意味も込められているからです。

このような理由から、お世話になったからといって安易にお歳暮を贈るのは避けたほうがよく、一度贈ればなかなかやめられなくなります。一度だけ贈り物をしたいときは、お歳暮の時期を避けて表書きを「御礼」に変えて贈ります。

ビジネスの場合

会社同士では取引先にお歳暮を贈るケースが多いでしょう。お歳暮は毎年贈るものですが、ビジネスの付き合いがなくなれば贈らなくても大丈夫です。

また、ビジネスでは上司や恩師にお歳暮を贈るのが一般的でも、近年では会社でお歳暮を禁止していることがあるため注意してください。お世話になれば感謝の贈り物をしたくなりますが、目下からの贈り物は相手に気を遣わせる恐れもあります。

ビジネスでは、お中元やお歳暮という形ではなく、手土産を持参するなど別の形でお礼を伝える方法もおすすめです。取引先や上司などの状況に合わせて使い分けてみてください。

個人の場合

個人の場合は、両親・親戚・友人・習い事の先生などにお歳暮を贈ることが多いです。結婚している人であれば、仲人にお歳暮を贈る場合があります。

近年では、お稽古の先生でも贈り物を受け取らない方針のところがあるため注意してください。伝統のあるお稽古や年配の先生は、お歳暮のやり取りが当たり前の場合もあります。

親戚や先生などにお歳暮を贈るか迷ったら、周りの人に相談しましょう。迷ったらビジネスと同様に別の機会で手土産を持参するか、お中元は贈らず1年の感謝の意味があるお歳暮のみにする考え方もおすすめです。

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「両親」や「義実家」へ1年の感謝を込めてお歳暮を贈る

お歳暮をどこまで贈るか迷ったら、多くの人が贈る両親や義実家を選んでみてください。どちらも日頃からお世話になっていることが多く、今後も深い付き合いをする可能性が高いため、挨拶やお礼の意味で贈り物をするケースが多いようです。

迷ったら実家や親戚に相談

結婚して1年目は、お互いの実家にお歳暮を贈るケースが多いようです。最初はそれぞれの家庭の考え方や風習がわからないため、試しに贈るという考え方があります。

ただし、お歳暮は一度贈ったら毎年贈り続けるのがマナーのため注意してください。突然お歳暮を贈るのをやめると相手に対して失礼にあたります。

お互いの実家に贈るかどうかは、その家庭が伝統を重んじるのか、親しい間柄なので堅苦しいことはなしにしたいと考えるかによって違います。贈るかどうか迷ったら、実家や親戚に聞いておくと安心です。

お歳暮を贈らないと夫婦で決めた場合でも、父の日・母の日・誕生日にプレゼントをする場合があります。とくに贈ることが多いのは、離れて暮らしており挨拶代わりにお歳暮を贈りたいときや、子どもの面倒を見てもらっておりお世話になっているケースなどで、状況に合わせてみてください。

実家や義実家の相場

実家や義実家へ贈るお歳暮の相場は、3,000円~5,000円です。あまり高価なものを贈っても相手に気を遣わせる恐れがあるため、金額に注意しましょう。

また、お歳暮は毎年贈り続けることから、家計の負担にならないことも重要です。無理して高価なものを贈るより、感謝の気持ちを伝えられるよう相手が喜ぶものを選んでみてください。

親戚へのお歳暮は「両親へ相談する」と間違いがない

結婚後は、どこまでの範囲の親戚にお歳暮を贈るか迷うことがあります。家庭によって考え方や習慣が異なるため、両親への相談がおすすめです。

ギフトを贈ってくれた方へ

結婚後は、出産祝いなどのギフトをいただくことがあります。贈り物をいただいた方へは、お返しの意味でお歳暮を贈るとよいでしょう。

また、結婚の際にお世話になった親戚へも、感謝の気持ちを伝えるためお歳暮を贈りたいものです。たとえば、仲人になってくれた方や、結婚式のお手伝いをしてくれた方などです。

これからも付き合いがある方へ

親戚へは、これからも交流がある方のみお歳暮を贈る考え方で大丈夫です。また新婚であれば、「今後もどうぞよろしくお願いします」という挨拶の意味で贈る場合もあります。

どこまで贈るか迷ったら、両親へ相談するようにしましょう。家庭のルールで親戚間にお歳暮を贈る習慣があるのか、相手がお歳暮を負担に思っているかなどの事情を聞くことができます。

親戚へのお歳暮は、両親から贈っているケースがあります。すでに贈っている親戚へ新たにお歳暮を贈ると、相手の迷惑になる恐れがあるため、事前の確認がおすすめです。

お歳暮をいただいた方へ

夫婦間で話し合って親戚へはお歳暮を贈らないと決めても、相手から贈られてくることがあります。お歳暮をいただいたら、どのような理由でも対応はしましょう。

今回だけお歳暮を贈ると決めたときは、手紙に「今後はお気遣いなさいませんように」とメッセージを添えます。相手の気分を悪くしないように、「今後もお付き合いをよろしくお願いします」という言葉を付け加えれば、お付き合いを断っているわけではなく、贈り物は有難く頂戴する気持ちが相手に伝わりやすくなります。

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お歳暮をやめるタイミングは「3年以上経過してから」がマナー

お世話になった方へはお歳暮を贈りたいと考えるものですが、次第に疎遠になり今後もお歳暮を贈り続けるか迷うことがあります。また、年齢を重ねるごとに負担になることもあるため、お歳暮のやめる際のマナーや知識を深めておくとよいでしょう。

お礼状で辞退を伝える

何かのタイミングがないとお歳暮をやめる気持ちを伝えることは難しいものです。そこで活用したいのが、相手からお歳暮をいただいたときに出すお礼状で次回から辞退する旨を伝える方法です。

お礼状で辞退を伝えるときは、感謝の言葉を伝えてから、柔らかい口調で断る方法がおすすめ。「どうか今後はお気遣いをなされませんようにお願いいたします。」や「勝手ではありますが、例年のご挨拶を失礼させていただきたく存じます。」などの言葉を使うと、相手に対して失礼にあたりません。

少しずつ段階的にやめていく

何も前触れがなく突然お歳暮をやめると、相手に心配されるかもしれません。お歳暮は3年経ったらやめることができますが、いきなりやめれば相手に心配をかけてしまいます。

お歳暮をやめたくなったら、少しずつ段階的にやめる方法がおすすめです。たとえば、お中元とお歳暮を贈っていたのであれば、翌年はお中元をやめて暑中見舞いだけを贈るとよいでしょう。

次の年は、1年の挨拶の意味があるお歳暮だけを贈りますが、今までより金額を落とすと、やめたい気持ちが少しずつ伝わるものです。さらに翌年はお歳暮も贈らず、年賀状の挨拶だけにすることができます。

お歳暮という贈り物をやめても、暑中見舞いや年賀状の挨拶をすれば、相手に心配をかけずに済みます。元気であることは相手に伝わり、お互いにとっても負担がありません。

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