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引っ越し祝いのお返しは、そもそも必要なのかと迷うかもしれません。また、引っ越し祝いのお返しをするとしても、どのくらいの金額の品を贈るのか、何を贈ったらよいかは悩んでしまうのではないでしょうか。
そのような悩みがある人向けに、贈る相手に合わせた相場、おすすめの品物を紹介しますので、参考にしてみてください。基本的なマナーを確認してから贈り物をすれば、相手に喜んでもらえる贈り物ができるでしょう。
引越し祝いをいただいたら「内祝い」を贈るのがマナー
引っ越し祝いをいただいたら、お返しとして内祝いを贈りますが、そもそも引っ越し祝いとはどのようなお祝いの品なのでしょうか。また、なぜお返しが必要なのかという疑問も解消しておきましょう。
引っ越し祝いと新築祝いの違い
引越し祝いとは、中古物件購入時のお祝いとして、または賃貸住宅から賃貸住宅へ引っ越すときのお祝いとしていただくことがあります。中古物件購入は、一戸建てとマンションのどちらも対象です。
一方で新築祝いは、新築物件に対するお祝いの意味があります。新築の一戸建てやマンションを購入したときのお祝いや、企業がオフィスを新築したときも新築祝いの対象です。
お返しが必要な理由
お祝いをいただいたら、感謝の気持ちとしてお返しをするのがマナーです。このお返しのことを内祝いと呼んでおり、品物を贈るケースと食事等でおもてなしする方法があります。
新築物件でお披露目会を開く場合には、お披露目会が内祝いになるため、別途お返しの品を贈ることはしません。ただし、遠方に住んでいる方がお披露目会に参加できないときや、高額なお祝いの品をいただいたときはお返しの品を贈ることがあります。
引っ越しの際にはお披露目会は開かないため、内祝いとして品物を贈る方法が一般的です。
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引越し内祝いの「相場」
引越し祝いのお返しやお披露目会は、いただいた金額の半額~3分の1が相場です。しかし、状況によって金額を変えたほうがよいこともあるため、事前に確認しておきましょう。
基本は半額~3分の1
引っ越し内祝いの相場は、半額~3分の1程度です。高額なお祝いをいただいた際に半額返しとなると負担が大きくなるため、半額返しにこだわらなくてもよいでしょう。
また、高額なお祝いは相手が支援したい気持ちのことがあるので、相手の気持ちを素直に受け取るようにします。支援の意味合いが強いなら、相場にこだわらず気持ち程度の金額をお返しするとよいでしょう。
親へは1割くらい
親・兄弟姉妹・親戚などからは、高額なお祝いをいただくことがあります。とくに親の場合は、引っ越し代の足しになるよう高額な現金をいただくことがあるでしょう。
このようなケースで高額なお返しをすると、相手の気持ちを無駄にしてしまいます。そのため、お返しは1割程度にとどめて、お礼の言葉を伝える方法がおすすめです。
同額~同額以上は避ける
いただいた引っ越し祝いと同額または同額以上のお返しは、相手に対して失礼になります。その理由は、相手につき返す意味があるからです。
高額なお返しは相手のせっかくの行為を無駄にしてしまうため、いただいたお祝いの品の一般的な相場を調べると安心です。また、高額な引っ越し内祝いを贈ると、相手はかえって気を遣わせたのではないかと心配になるかもしれません。
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引越し内祝いの「タイミング」や「マナー」
引っ越し内祝いは、贈るタイミングや贈り方のマナーがあります。品物にかけるのし紙の種類や、お礼状のマナーをチェックしておきましょう。
内祝いを贈るタイミング
引っ越し内祝いを贈るタイミングは、転居から1か月~2か月くらいまでです。転居後は荷物の片付けなどで忙しくなるため、少し間を開けて内祝いを贈って大丈夫です。
ただし、転居後は何かとバタバタしており、うっかり内祝いを贈るのを忘れる恐れがあります。引っ越し祝いをいただいたら誰からいつもらったのかメモしておき、スムーズに内祝いを贈れるよう対処してください。
もし、内祝いを贈る時期を逃したときは、直接お詫びしたうえでお詫びの手紙を添えて早めに贈るようにします。配送するときは電話やメールなどで遅れたお詫びを伝え手紙を添えますが、どの方法でも言い訳をせずお詫びを伝えるようにしましょう。
内祝いにかけるのし紙
引っ越し内祝いの品物には、のしと水引がついたのし紙をかけます。贈り物が生鮮食品である場合は、のし自体が生ものの意味があり二重になることから、水引のみのかけ紙をかけます。
内祝いは何度でも繰り返してもよい贈り物のため、簡単に解けて結び直せる「紅白の蝶結び」の水引を選んでください。結び切りのように結び直せない水引は、結婚祝いなど繰り返さないほうがよい贈り物に使います。
のし紙の表書きには、「内祝」や「御礼」と毛筆か筆ペンで書きます。表書きの下には、贈り主の苗字かフルネームを同じもので書きましょう。
引っ越した人が複数いるときは、夫婦なら世帯主のみの名前を書いて、親子なら親の名前を右側に書き連名にします。また、内祝いは控えめに贈りたいため、のし紙をかけてから包装紙で包む「内のし」がおすすめです。
お礼状について
引っ越し祝いをいただいたら、2~3日以内に電話や手紙でお礼を伝えるのがマナーです。親しい間柄の方へは電話でも大丈夫ですが、それ以外の方へは品物にお礼状やメッセージカードを添えるようにします。
どちらの場合でも、「お返し」の言葉は使わず、「内祝い」の言葉を使うようにしましょう。そもそも内祝いはお返しするものではなく、感謝の気持ちを伝える贈り物だからです。
引越し内祝いに「おすすめの品物」
引っ越し内祝いの品物選びで迷ったら、以下で紹介するおすすめの品物を比較してみてください。消耗品は内祝いの品物として人気ですが、タブーとされる品物もあるため注意が必要です。
日用品や消耗品
普段使いができてもらう側も多くあって困らない日用品・消耗品は、内祝いの品として人気があります。手頃な価格で万人受けする、タオル・石鹸・入浴剤などは定番ですが、石鹸や洗剤を贈るならニオイが強いものは注意してください。
また、新築祝いに火を連想させるキャンドルや赤いものはタブーですが、内祝いなら問題ありません。料理が好きな方へは、鍋やフライパンなど火に関連するグッズを贈るのもよいでしょう。
お菓子などの食品
好みに合わない贈り物をすると相手は扱いに困るかもしれません。不要なものを贈ってしまう心配があるなら、お菓子などの消えものがおすすめです。
食べ物を贈るなら、日持ちのする焼き菓子・ジュース・ゼリー・コーヒー・お酒セットなどがよいでしょう。少し豪華な和牛などのグルメや、料理好きな方へ調味料を贈る方法もあります。
タブーとされる品物
縁起の悪いものは、引っ越し内祝いに贈ってはいけません。縁を断ち切る意味のある刃物、「苦」や「死」を連想させる櫛、弔事に使うことが多いお茶はタブーです。
また、目上の方へは、現金・商品券を贈ると失礼にあたります。相手の好みがわからないときは、相手が自由に選べるカタログギフトがおすすめです。