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相手の好みがわからないときは、お歳暮に商品券を贈りたいと考えるかもしれません。しかし、一般的には商品券を贈るのは失礼だとされているため、注意が必要です。

どのような場合で失礼にあたるのか、誰になら贈ってもよいのか紹介しますので、お歳暮の品物選びの参考にしてください。商品券を選びたいときは、相手に合わせて贈るようにしましょう。

お歳暮とは、日頃お世話になっている方への「感謝の気持ち」

お歳暮で商品券を贈ってよいのか迷ったら、まずはお歳暮の基本的な意味を確認しましょう。どのような理由で贈るのか、いつ誰に贈るものなのか解説していきます。

お歳暮を贈る理由

日本古来では先祖の霊へお供え物をする「御霊祭り」という習慣があり、その供物を親戚や近所の人に配ったことや、供物を持ち寄ったことがお歳暮の起源とされています。また、お歳暮という習慣は、江戸時代から庶民の間に広まりました。

長屋の店子が大家さんへ、また商人が取引先に、日頃お世話になったお礼や来年もよろしくお願いしますという意味を込めて贈り物をするようになります。その商習慣が現在のような形へと変化しており、日頃お世話になった方へ1年の感謝の気持ちを伝える贈り物となりました。

お歳暮を贈る相手

お歳暮は感謝の気持ちを伝える贈り物のため、誰に贈るべきという決まりごとはありません。日頃お世話になった方へ贈ることが多いようで、両親・親戚・友人・恩師・上司・取引先・習い事の先生などへ贈る場合があります。

お世話になったからといってすべての人に贈る必要はなく、今後もお付き合いがあるかどうかで決めるとよいでしょう。お中元やお歳暮は一度贈ると来年も贈るのがマナーのため、毎年贈り続けられるかどうかでも贈る相手を決めてください。

お歳暮を贈る時期

お歳暮を贈る時期は、12月初旬~12月25日ぐらいまでが一般的です。最近は11月後半から贈る場合もありますが、少なくとも年内に贈るようにしましょう。

年末に慌ただしく、お歳暮を贈る機会を逃したら、年が明けてからお年賀として贈るようにします。さらに逃した場合は、2月4日頃の立春までに寒中見舞いとして贈ることが可能です。

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商品券は「目上の方へ贈るのは失礼」という認識が一般的

お歳暮で贈る品物には、マナー違反となるものがあります。贈る相手によっては問題ないこともありますが、商品券・現金・金券など注意したいものがあるため事前の確認がおすすめです。

商品券・現金・金券

目上の方へは、お金に困っていることを連想させる商品券・現金・金券を贈ることは避けます。これらは金額がはっきりわかる贈り物で、親しい間柄で相手が贈られても問題ないとわかっている場合を除いて、避けるようにしてください。

刃物

ハサミ・包丁・ナイフなどは切る道具で、縁を切ることを連想させるため、お歳暮の品物としては避けます。また、ハンカチも漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、同じく縁を切る意味にとらえられる恐れがあるので注意してください。

履物

スリッパ・靴下・靴などの履物は、相手を踏みつけることを連想させるため、お歳暮の品物に向いていません。とくに目上の方へは失礼にあたるため注意しましょう。

櫛は「苦」と「死」を連想させる道具で、縁起が悪い贈り物とされており、お歳暮として選ぶのは避けてください。

生鮮食品

生鮮食品はお歳暮で贈ってはいけない品物ではありませんが、贈る相手を選びましょう。冷蔵保存が基本で賞味期限の短いものが多いため、取引先に贈る場合は冷蔵保存が可能なのか確認がおすすめです。

嗜好品

生鮮食品と同じく嗜好品も贈る相手によって注意が必要な贈り物で、相手が好きなのか事前に確認が必要です。嗜好品は、コーヒーやアルコールなどで、相手の好みがわかっている場合のみ贈るようにしてください。

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兄弟や友人など「親しい間柄」であれば贈ってよい場合も

お歳暮に商品券・ギフト券・ビール券・カタログギフトは、相手によっては喜んでもらえる贈り物です。上司や取引先などに商品券を贈るのは失礼にあたりますが、好きなものを選べる理由から、親しい相手が商品券にして欲しいという場合は贈っても問題ありません。

お台と一緒に贈る

親しい間柄で相手の事情を理解している場合でも、商品券だけを贈ると相手に失礼ではないかという不安があるかもしれません。そのような場合は、商品券と一緒に菓子折りを贈る方法がおすすめです。

菓子折りはお台の役割を果たしており、お盆として菓子折りの上に商品券を乗せて贈ります。化粧品ギフトなど相手の好みに合わせた品物を添えても問題ありません。

また、お台と一緒に商品券を贈る方法は、目上の方への贈り物にもおすすめです。商品券だけを贈る場合と比べて相手に失礼な印象を与えにくくなります。

商品券の相場

商品券の金額は、お歳暮の相場3,000円~5,000円と同じにするとよいです。親しい方へは3,000円、目上の方へは5,000円など相手との関係性により使い分けてください。

また、お歳暮はお中元より2割程度高くするのが一般的です。両方を贈る場合は、お中元より金額を高くするとよいでしょう。

お歳暮は毎年贈るもののため、来年も贈れる金額で考えてください。年によって金額が下がるのは相手に失礼なため、無理のない金額設定がおすすめです。

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お歳暮はお返しにも注意!失礼にあたる行為に気をつけよう

お歳暮は贈られる側にもマナーがあるため、注意するようにしてください。基本的にお返しは不要ですが、お礼の仕方には注意が必要です。

お礼状を出す

感謝の気持ちに感謝の贈り物をするとキリがないためお返しは不要ですが、感謝の気持ちを伝えるためお礼状を出すのはマナーです。

お返しの相場

目上の方からお歳暮をいただいて気が引ける場合は、お返しをしてもかまいません。お返しの相場は、いただいた品物の半額~同額が基本です。

いただいた品物より高価なものを贈ってしまうと、相手によっては来年のお歳暮を断っているととらえられる恐れがあります。目上の方へのお返しは、気持ちを上乗せしたい理由から金額を上げたくなりますが、相手を立てる意味でも金額に注意してください。

お返しの品物

お歳暮をいただいた品物と同じものを贈るのはマナー違反です。同じものを贈ると、相手にいただいた品物を贈り返したことと同じになってしまいます。

お返しの品物は相手が喜んでもらえるものや、お菓子など気軽に受け取ってもらえるものがよいでしょう。地元の特産品を贈っても喜んでもらえます。

お返しの時期

年内にお返しができるときは表書きを「御歳暮」として、年明けからは関東なら1月7日まで、関西は1月15日までは表書きを「御年賀」として贈ります。それ以降のお返しは、表書きを「寒中御見舞」としてください。

また、お歳暮をいただいてからすぐお返しをすると、相手に気を遣わせる恐れがあるときは、数週間程度あけてからお返しする方法がおすすめです。一度だけお返しをしたいときは、表書きを「御礼」として贈ります。

どのお返しでも、お返しをしている意味ではなく、自分からも相手に感謝の気持ちを伝える贈り物として贈ることが大切です。

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