結婚したら、パートナーの家族や知人との付き合いが増えてきます。そのような際に気になるのが、お歳暮をどこまで贈るべきかではないでしょうか。

お世話になった方すべてにお歳暮を贈ると金銭的な負担も増えるため、各家庭に合わせて見極めが必要です。結婚後、誰にお歳暮を贈るとよいか迷ったら、お歳暮を贈る意味や贈るべき相手の基準を確認してみてください。

お歳暮には1年の感謝と健康を願う「意味」がある

結婚後に親戚へお歳暮を贈るか迷ったら、お歳暮の意味を確認してみましょう。お歳暮はお世話になった方へ1年の感謝の気持ちを込めて贈るもので、相手の健康を願う挨拶の意味もあります。

お歳暮の由来は、年越しの「御霊祭り」です。もともとは先祖の霊にお供えをする品物を分家から本家、または嫁いだ嫁が本家へと持ち寄る習慣がありました。それが現代のようにお世話になった方へ贈り物をするようになったのは、江戸時代に入ってからです。

商人たちがお得意様に挨拶の品を贈ったことから、庶民へも広まっていきました。最近はお歳暮のやりとりをしない家庭が増えていますが、来年もよろしくお願いしますという意味で贈り物をする考え方があります。

このような理由から、結婚1年目はお歳暮を贈るとよいでしょう。

お歳暮は「日頃からお世話になっている方」へ贈る場合が多い

結婚1年目では、どこまでお歳暮を贈ったらよいか迷うものです。実家や義実家へ贈るのか、親戚はどこまで贈るのか迷ったら、地域や家庭の考え方で選択してみましょう。

実家や義実家

結婚後は、お互いの実家へお歳暮を贈る人が多いようです。年齢が若い世代ほど実家へ贈る割合が高くなっており、結婚1年目はお互いの実家の習慣がわからないことから、念のためお互いの両親へ贈ると安心です。

実家へお歳暮を贈るかどうかは、それぞれの家庭で考え方が異なります。昔からの習慣を重視する家庭もあれば、親しい間柄だから不要という考え方もあるでしょう。

お互いの実家へ贈るか迷ったら、夫婦で話し合うか実家や親戚に相談してみてください。結婚1年目にお歳暮を贈ったら、少なくとも3年間は続けるのがマナーのため、来年も贈れるかも考える必要があります。

親戚

結婚後は、親戚へもお歳暮を贈る人が多いようです。もともとお歳暮は年末にお供え物を持ち寄る風習からきているため、親族へ贈るのは自然なことではないでしょうか。

また、結婚1年目は仲人や親戚にお世話になる機会があるでしょう。ただし、交流のない親戚までお歳暮を贈る必要はなく、今後もお付き合いがある関係性なのかどうかで検討してみてください。

上司や取引先

結婚後に上司や取引先など会社関連の方へ贈る割合は、親族に贈る場合と比べて少なくなっています。会社の方針でお歳暮を受け取ることができない場合があるため、お世話になった方や取引先があるなら、事前に確認をしてください。

友人や同僚

60代など年配の方は、友人へお歳暮を贈るケースが多いようです。遠く離れた場所に住んでおりなかなか会えない方や、若い世代でもママ友に贈るのもよいでしょう。

お稽古の先生

昔はお稽古の先生へお歳暮を贈る人が多かったのですが、最近は教室側が贈答品を受け取らない方針のところもあるため、贈る前に確認するのがおすすめです。

お歳暮を「贈る時期」や「金額相場」も確認しておこう

誰にお歳暮を贈るか決まったら、次は贈る時期や相場も確認しておきましょう。地域によってお歳暮を贈る時期が多少異なるため、自分が住んでいる地域ではなく贈る相手に合わせて選んでください。

贈る時期

お歳暮を贈る時期は本来、12月13日~12月20日までとされています。12月13日はお正月の準備を始める日で、12月20日までなのは年末になるとどの家庭も忙しくなることからきています。

ただし現在では、関東は12月1日~12月25日まで、関東以外の地域は12月13日~12月25日までの期間を目安に贈れば問題ないでしょう。最近は配送が混み合う理由やデパートでの販売の関係から、11月下旬から贈るケースも増えています。

年内にお歳暮が間に合わないときは、表書きを「お歳暮」ではなく「お年賀」として贈ります。この場合は、関東では1月7日まで、関西は1月15日までお年賀の扱いです。

お年賀の贈り物にも間に合わないときは、表書きを「寒中見舞い」として贈ります。2月4日の立春までに贈るようにしましょう。

相場

お歳暮の相場は、3,000円~5,000円です。上司へは5,000円、知人や取引先へは3,000円が目安です。

とくにお世話になった方へは、5,000円~10,000円の品物を贈る場合があります。ただし、高価なものを贈ると相手に気を遣わせる恐れがあるため注意してください。

結婚後にお互いの両親や親戚に贈る場合は、それぞれの家庭で金額差が出ないよう配慮しましょう。また、お歳暮の金額は来年も同じ額とするのがマナーで、来年もその金額で贈れるかどうか、金銭的な負担も考慮してください。

お中元とお歳暮を贈る場合は、お中元よりお歳暮を2割ほど高くする人が多くなっています。上半期のお礼を伝えるお中元より、1年のお礼を伝えるお歳暮を重く考える人が多いからです。

お歳暮をいただいた場合は「お礼状」を出すのがマナー

結婚後はお歳暮を贈る機会だけでなく、贈られる機会も増えやすいです。お歳暮をいただいたらお返しは必要なのか、またお礼をどのように伝えるとよいのか確認しておくと安心です。

お返しは不要

お歳暮は基本的にお返しが不要です。お返しの品を贈りたい気持ちはわかりますが、相手に気を遣わせる恐れがあります。

どうしてもお礼の品を贈りたいなら、時期をずらしてお年賀や寒中見舞いとして贈ってはどうでしょうか。時期がずれていればお歳暮のお返しにはなりません。

お歳暮は感謝の気持ちを伝える贈り物です。相手からお歳暮をいただいたからお返しをするのではなく、自分が相手へお世話になった感謝を伝える気持ちが大切です。

お礼状を出すのがマナー

お歳暮にお返しは要りませんが、何もしないのはマナー違反です。贈っていただいた感謝の気持ちを伝えるため、お歳暮が届いたら3日以内にお礼状を出すようにしましょう。

速やかにお礼状を出したいものですが、遅れそうなときは電話でお礼を伝えてから、あらためてお礼状を出すと相手に心配をかけずに済みます。親しい方へは電話のみでお礼を伝えても構いませんが、上司や取引先などビジネスでは手紙で丁寧にお礼を伝えるようにします。

お礼状は、縦書きの封書で送るのが正式なマナーです。親しい間柄の親戚や知人へは、横書きの封書やはがきでお礼状を出しても問題はありません。

また、お礼状の内容は、頭語・時候の挨拶・お礼の言葉・相手の健康を願う言葉・結びの言葉の順番で書きます。基本的な書き方を覚えておけば、相手に失礼のないお礼状を出すことができます。

お歳暮の「選び方」と「おすすめギフト」

お歳暮の品で迷ったら、定番のものを選んでみましょう。贈る相手の好きなものや、家族構成を考えながら品物を選んでみてください。

定番品

お歳暮の定番品は、季節を感じられるグルメやフルーツ、日本酒などのお酒類、スイーツなどです。年末年始に家族が集まる家庭へは鍋セット、小さな子どもでも食べられるクッキーなどの焼き菓子なども人気ギフトのひとつです。

家族構成に合わせたもの

年配の夫婦2人の家庭へは、少量で食べきれるものがよく、注意点としては大量に贈るのを避けてください。大家族で子どもがいる家庭では、幅広い世代で分けられるものがおすすめです。

長持ちするもの

乾物や調味料は賞味期限が長く、食べる人数が少ない家庭によいでしょう。

カタログギフト

何を贈ってよいのか迷ったら、カタログギフトを贈る方法もあります。家族みんなで楽しみながら好きな品物を選べて、喜んでくれるはずです。

お歳暮の品物は食べ物が一般的ですが、フラワーギフト・体験ギフトなど相手の趣味に合わせた贈り物も選べます。品物選びで一番大切なのは、相手に喜んでもらえることなので、贈る相手のことを考えて選びましょう。

うな重の写真
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