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母の日は日頃の感謝の気持ちを伝える日のため、家族にとっても大切にしたい特別な日なのではないでしょうか。しかし、毎年日付が変わってしまい、何日に贈り物を渡してよいのか迷うかもしれません。

この記事では、毎年いつが母の日なのか、覚え方や具体的な日付をまとめましたので、参考にしてみてください。さらに、プレゼントの相場やマナーも解説しています。母親や義母に喜んでもらえる贈り物にしてみましょう。

2023年の母の日は「いつ」?来年以降の母の日は?

母の日は、毎年5月の第2日曜日です。月や曜日は決まっていますが、毎年日付が変わるため、うっかり忘れて母親を悲しませないよう注意しましょう。

「ゴールデンウィークが空けてすぐの日曜日」と覚えておくと、母の日を忘れずに済みます。お母さんへ定番の花であるカーネーションなど、感謝の気持ちを伝えるプレゼントを予定しているなら、できれば3月~4月頃からカレンダーに印をつけておくと、5月に入ってから慌てる心配がありません。

具体的な日付は、年によって5月8日~5月14日ぐらいで、1週間ぐらい前後しています。調べなくてもわかるよう、今後10年間の母の日をまとめましたので、参考にしてみてください。

・2023年5月14日(日)
・2024年5月12日(日)
・2025年5月11日(日)
・2026年5月10日(日)
・2027年5月9日(日)
・2028年5月14日(日)
・2029年5月13日(日)
・2030年5月12日(日)
・2031年5月11日(日)
・2032年5月9日(日)

母の日はいつから始まった?由来は「諸説あり」

素敵な母の日にするためにも、その由来を知っておくとよいかもしれません。どのような目的で母の日が始まったのか理解できると、なぜお母さんに感謝の思いを伝えるのかわかり、母を思う気持ちを大切にできるようになります。

起源はアメリカ

母の日の起源は諸説ありますが、100年ほど前のアメリカで始まったとされています。1908年5月10日に、アンナ・ジャービスという女性が母を亡くし追悼するため、「生きている母へ感謝の気持ちを伝えよう」と働きかけ、白いカーネーションを配ったのが始まりという説があります。

白いカーネーションは、アンナの母が好きだった花で、追悼式の祭壇に飾りました。その後、母が生きていれば赤いカーネーションを、亡くなっていれば白いカーネーションを飾るようになり、母の日に赤いカーネーションを贈る習慣が出来上がったといわれています。

アンナの母の夫は牧師だったのですが、その夫を早くに亡くしひとりで8人の子どもを育て上げた彼女は、自身が敬虔なクリスチャンでした。彼女は社会活動家でもあり、南北戦争中には双方の兵士の看病や敵意をなくすイベントを開催し、まだ女性の地位が低かった時代に社会改革に貢献した女性であったことも、追悼式のアンナの行為が注目された理由のひとつです。

アンナの習慣が広まるようになり、1914年には当時の大統領ウィルソンが、5月の第2日曜日を母の日として、国民の祝日としました。ほかにも、母の日の起源の由来は、古代ローマ時代の女神リーアを感謝する祭りという説や、17世紀イギリスで復活祭の40日前の日曜日を母と過ごす日としたことが挙げられます。

日本へは明治時代に伝わる

日本へ母の日の習慣が伝わったのは、明治時代末期にキリスト教を通してでした。大正時代の1915年では、教会で母の日にカーネーションを配ったようで、教会の日曜学校で少しずつ一般の人にもこの習慣が広まるようになります。

また、日本で母の日ができたのは、昭和時代でした。1931年に、皇太后の誕生日3月6日を母の日としたため、最初は3月が母の日だったようです。

日本で母の日が一般にも広まるようになったのは、1937年に森永製菓による「森永母の日大会」の影響によるものです。5月の第2日曜日が正式な母の日になったのは1947年のことで、アメリカに倣いこの日になりました。

母の日の平均予算・相場は「3,000円~5,000円」

母の日は、日ごろの感謝の気持ちを母親に伝える日なので、相手が受け取りやすい金額で贈り物をするとよいでしょう。平均予算は3,000円~5,000円ですが、贈る方の年齢や性別でも多少変わるため目安となる予算を紹介します。

母の日の予算

母の日の平均予算は3,000円~5,000円で、20代女性は3,000円、20代男性は4,000円程度のプレゼントを贈る方が多いようです。30代になると男女差はなく、4,000円が目安となります。

また、結婚されていると実母と義母にプレゼントを贈る方もいますが、予算に差がでるとトラブルに発展する恐れがあるため注意してください。母の日の贈り物で重要なことは、金額の高さではなく感謝の気持ちを伝えることのため、金額にこだわらず1,000円~2,000円程度の贈り物をする方もいます。

定番の贈り物

母の日の定番の贈り物といえば、カーネーションがあります。カーネーションの花言葉は、「母の愛」や「純粋な愛」など母性愛をイメージする言葉のため、母の日の贈り物として定番です。

手軽に受け取ってもらえる贈り物を選びたいなら、スイーツ・お肉・お酒などのグルメが人気です。メッセージカードを添えて贈れば、日ごろの感謝の気持ちが伝わりやすいでしょう。

普段使える物を贈るときは、バッグなど日ごろ使える物や、美容グッズなども人気があります。機能が豊富で便利なグッズは難しくて使えないことがあるので、母親が使いやすいかも考慮するとよいです。

年齢を重ねた母親へは、自由に選べるカタログギフトがおすすめです。小物や便利グッズはすでに持っているというケースがありますが、カタログギフトなら物・体験・グルメなどジャンルが豊富で相手が好きなプレゼントを選ぶことができます。

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カーネーション(造花)とメッセージカードをお付けして母の日に合わせてお届けします。

「遅れてしまった場合」や「義母へ贈る場合」のマナー

母の日のプレゼントを贈るときは、最低限のマナーを守るようにしましょう。実母は身近な存在だからこそ相手を大切にしたいもので、また義母へ贈るときと差をつけないよう気をつけてください。

遅れてしまったとき

母の日は毎年日付が変わるため、うっかりプレゼントの準備が遅れてしまうことがあります。遅れてしまってもお祝いする気持ちが伝われば喜んでくれるはずなので、一言お詫びの言葉を添えてプレゼントを贈りましょう。

母の日のプレゼントは遅くても、母の日から1週間以内に渡すようにしてください。毎年第2日曜日が母の日ですが、第3日曜日と間違えるケースは少なくないので、母の日から1週間以内なら許容範囲だと考えられています。

義母へのプレゼント

実母と同様に、義母も子育てや家事などの面でお世話になることがあるため、どちらの贈り物にも差をつけないようにしてください。どちらか片方に高級感のある贈り物をすると、お互いが会ったときの会話で相場がわかってしまうことがあるので、どちらも大切な母として扱うことをおすすめします。

義母の趣味がわからないときは、好みを理解している周りの方へ相談すると、義実家の家族とのコミュニケーションが深まります。また、白いカーネーションは亡き母への贈り物のため、とくに義母へ花を贈るときは花言葉や意味に注意するようにしてください。