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初めて母の日の贈り物をするときや義母へ贈るときは、のしを掛けるか迷うのではないでしょうか。お母さんに喜んでもらうことが一番大切なため、マナー違反をしたくないと考えるかもしれません。

この記事では、母の日の贈り物にのしが必要なのか解説しています。母の日の由来を解説しながら、どのようなケースでのしを掛けるのかまとめました。

のしを掛けない場合のメッセージカードの書き方も紹介しますので、あわせて参考にしてください。正式なマナーで母の日のプレゼントを贈りたいときに、のしの種類や書き方もチェックしておくと安心でしょう。

母の日のプレゼントに「のし」を掛けるルールはない

のしに明確なルールはないため、母の日のプレゼントでは掛けても掛けなくても間違いではありません。どちらにするか迷ったら、それぞれの対応について確認してみましょう。

のしを掛けるケース

結婚式のように一生に何度もないお祝い事では、贈り物にのしを掛けるのが最低限のマナーです。母の日は一生に何度も訪れるためのしは必要ありませんが、就職して初めての給料で贈るような特別な母の日なら、のしを掛けるのもよいでしょう。

特別な母の日の場合は、贈り物の金額も上がりやすいことから、のしを掛けて丁寧な贈り物とすることがあります。また、義母に母の日の贈り物をするときも、のしを掛ける方はいるようです。

のしを掛けないケース

のしを掛けことが多いのは、結婚祝い・出産祝いの「慶事」や、お葬式の際の「弔事」のケースです。母の日は日頃の感謝の気持ちを伝える日で、弔事や慶事ではないためのしを掛ける必要はありません。

また、母の日の習慣はアメリカが発祥のため、アメリカ式の贈り方をするならプレゼントにのしは要らないでしょう。贈り物を包装してリボンを掛けて、「ありがとう」というメッセージを添えて贈る方法が一般的です。

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母の日の由来は「20世紀はじめのアメリカ」

日本の母の日はアメリカの習慣から伝わりました。もともとアメリカにはのしの習慣はないため、本来の母の日の意味や由来を確認してみましょう。

母の好きだった花を配ったのが始まり

20世紀はじめのアメリカで、アンナという女性が母の命日に集会を開き、そこに集まった方へ白いカーネーションを配ったのが、母の日の始まりです。そのため、白いカーネーションは亡くなった母へ贈るものとされ、赤いカーネーションは存命の母に贈るようになります。

その後、区別をつけないよう赤いカーネーションを贈るように統一されました。アンナの母を大切にする気持ちがきっかけとなり、その当時の大統領が議会に訴えかけ、5月の第2日曜日が正式に母の日になったのです。

母へ感謝の気持ちを伝える日

アメリカからは戦前から日本へ伝わり、徐々に庶民へ母の日の習慣が浸透していきます。日本でもアメリカのように、母に感謝の気持ちを伝える日として定着しました。

アメリカにのしの習慣はない

もともと母の日はアメリカにおける国民の休日です。日本では比較的新しい習慣で、のしは日本古来の習慣であるため、のしにこだわる必要はありません。

アメリカでの母の日の贈り物は、リボンを掛けたラッピングが基本で、直筆のメッセージカードを添えます。日本でも同じような包装でよく、誕生日プレゼントのようにのしを掛けずに贈る方法が一般的です。

プレゼントにのしを掛けたい場合の「書き方」

特別な母の日の贈り物には、のしを掛けてもマナー違反にはならないので、のしを掛けるときは正しいのし紙の選び方や書き方をチェックしておきましょう。表書きの書き方、水引の選び方でマナー違反にならないよう注意してください。

水引の選び方

母の日にフォーマルな贈り物をしたいときは、「紅白蝶結び」の水引を選びます。「蝶結び」は何度あっても嬉しいお祝い事に使うもので、「結び切り」は一度切りの際に使うもののため、母の日は蝶結びを選んでください。

表書きの書き方

お店で贈り物にのしを掛けてもらうときは、お店の方が正しい書き方で対応してくれますが、自分で書くときは濃い黒の毛筆か筆ペンでのし上段に表書きを書きましょう。表書きは贈り物の名目のことで、「母の日」「感謝」「お母さんいつもありがとう」「大好きなお母さんへ」など自由な言葉で書いて構いません。

注意点として、のし下段には名入れしますが、お母さんの名前ではありません。名入れは贈り主の名前のことなので、自分の名前を実母ならフルネームで、義母へは苗字だけを書くのが一般的です。

兄弟姉妹で母の日の贈り物をするときは、3人までは横並びで、3人以上なら連名にせず、代表者1名の名前を書いて、別紙に全員の名前を添えます。

外のしと内のしの選び方

外のしは包装紙の上にのしを掛ける方法で、内のしは包装紙の下にのしを掛けます。宅配でのしが傷つく恐れがあるときは内のしがおすすめで、持参するときはのしが見える外のしがよいでしょう。

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感謝の気持ちを伝えたいなら「メッセージカード」もおすすめ

お母さんに感謝の気持ちを伝えたいときは、メッセージカードを添えるとよいでしょう。のしを掛けて表書きに「ありがとう」と書くことはできますが、自分の気持ちをさらに伝えたいときは、カードの書き方をチェックしてみてください。

何に感謝しているか書く

メッセージカードには「ありがとう」という一言だけではなく、お母さんの何に感謝しているのか具体的な内容を書くと思いが伝わりやすいです。たとえば、「毎日おいしいお弁当をありがとう」、「お仕事頑張るお母さんは私の自慢です」などのメッセージがあります。

楽しかったことを書く

お母さんと楽しんだエピソードを添えると、お母さんはそれを思い返してぐっとくるメッセージカードになります。たとえば、「温泉旅行楽しかったね、また行きたいね」、「誕生日に作ってくれたご飯、すごくおいしかったよ」などのメッセージを贈ってみてください。

相手を気遣う言葉を書く

メッセージカードの最後にお母さんを気遣う言葉があると、お母さんは大切にされていると感じるでしょう。たとえば、「いつまでも元気でいてね」、「いつも家族のため頑張っていると分かっているよ」などです。

短文で伝えよう

長文になっても何を伝えたいのか分からなくなってしまうので、メッセージカードは3行程度の短文で書くようにします。うまく言葉で表現できないときは、ビデオメッセージを添える方法もおすすめです。

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