母の日の花といえば？定番・近年人気のお花の種類を解説

母の日に贈る花として思い浮かぶのは、何の花でしょうか。長らく定番の花として知られているのはカーネーションですが、近年では他の花も母の日に贈られるようになりました。

母の日に贈る花はカーネーションが定番になった理由には、アメリカの女性の逸話が関係しています。母の日には日頃の感謝を込めて、素敵な花のプレゼントを贈りましょう。

「母の日の花といえばカーネーション」に加わりつつある、近年の新定番やおすすめの花、贈り方を紹介します。

母の日のプレゼントの定番は「カーネーション」

母の日に贈る定番の花といえばカーネーションです。カーネーションといっても大きさやカラーはさまざまで、花束や鉢植えなど形の種類も豊富にあります。

なぜ母の日にプレゼントする花の代表がカーネーションになったのか、母の日のはじまりを知りましょう。

母の日はアメリカから始まった

アメリカの女性アンナ・ジャービスが、感謝を込めて亡き母の好きだったカーネーションを贈ったことが、母の日の始まりといわれています。彼女の呼びかけで、ウィルソン大統領が5月の第2日曜は母の日と制定し、日本にも伝わりました。

カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」

カーネーションの花言葉は、「無垢で深い愛」「愛」です。カラーによる花言葉もあり、よく見られる赤色は「母への愛」「母の愛」、ピンク色は「感謝」「温かい心」という意味があります。

亡くなったお母さんへ贈る場合は白、健在のお母さんには赤など色付きのカーネーションを贈りましょう。赤やピンク以外にもオレンジや黄色、珍しいブルーなどがあるので、お母さんの好きなカラーのカーネーションを選ぶこともひとつの方法です。

上品さが魅力の「バラ」は贈り物の定番

母の日の定番の花といえばカーネーションですが、その他の花を贈ってもかまいません。バラが好きなお母さんには、豪華なバラの花束を贈ると喜ばれるでしょう。

愛情を込めたプレゼントに最適なバラを、母の日の贈り物候補にしてはいかがでしょうか。

バラは異性への贈り物に限らない

バラの花束というとプロポーズのイメージが強い人もいますが、バラは愛情を示すにはぴったりの花です。異性への愛情だけでなく、母への愛情を込めて母の日に贈ってもかまいません。

女性に喜ばれる花のひとつであり、高級感のあるバラは豪華な存在感のある贈り物になります。

バラの花言葉

バラの色ごとに花言葉があり、中でも赤「情熱」、ピンク「感謝」、白「尊敬」は母の日のプレゼント向けです。花束にする本数にも意味があり、感謝の気持ちを伝えるには思いやりへ感謝する意味を持つ8本をおすすめします。

避けるべき本数に注意

花束の本数の中には、母の日にふさわしくないものがあります。例えば、15本は「ごめんなさい」、17本は「絶望的な愛」を表すので、避けましょう。

近年人気の「あじさい」や「トルコキキョウ」にも注目

母の日に贈る花は、カーネーションやバラ以外にもふさわしいものが多数あります。「毎年母の日にカーネーションを贈っているので、変化をつけたい」「他とは違う贈り物がしたい」と思う時は、人気のある次の花から選んではいかがでしょうか。

1種類の花でまとめて、または複数の花を使ってカラフルにしてなど、お母さんが喜びそうなアレンジを考えてみましょう。

トルコキキョウ

トルコキキョウは日本の桔梗とは異なる花で、花びらの端がフリルのような形をした華やかな花です。一重咲きから八重咲きまで種類があり、一重咲きの形状が桔梗に似ているため「キキョウ」と名付けられました。

全体の花言葉には「優雅」「思いやり」「清々しい美しさ」があり、素敵なお母さんを表現したような花です。

胡蝶蘭

開店祝いなどによく用いられる胡蝶蘭ですが、母の日の豪華な贈り物にもおすすめです。高級感があり、義母への母の日プレゼントに選ばれています。

鉢植えで贈るケースが多く、花や葉が落ちてしまっても翌年また花を咲かせる生命力の強さがあり、花持ちの良さも魅力です。

あじさい

母の日に贈る花の定番になりつつあるあじさいですが、花言葉は「家族団欒」「元気な女性」があります。いつも元気で家族のために頑張ってくれるお母さんへ、かわいらしい小さな花がたっぷりついたあじさいがおすすめです。

ガーベラ

全体的にポジティブな花言葉を多く持つガーベラは、母の日のアレンジフラワーにもぴったりです。

ユリ

ユリはキリスト教で聖母マリアの象徴とされ、母の日向けの花のひとつです。白以外に黄色やオレンジのユリもありますが、どれも前向きな花言葉があるので、感謝の気持ちを込めた贈り物に適しています。

チューリップ

チューリップの色ごとの花言葉の中には、恋愛の意味を持つものがあります。その中でピンクの花言葉は「思いやり」なので、母の日に贈る花としておすすめです。

母の日に贈るお花は「種類」と「スタイル」で選ぼう

母の日に贈る花は花束に限りません。花によっては鉢植えの方が贈り物にしやすい場合や、お母さんの希望がある場合もあるので、最も喜ばれる方法を選びましょう。

母の日の贈り物としての花の贈り方の種類と、スタイルを紹介します。

アレンジメント

アレンジメントは、あらかじめそのまま飾れるようフラワーアレンジメントした状態になっています。そのため花束を開いて花瓶へ生け直す手間を省きたい場合や、生ける花瓶がない場合でも、素敵な花を飾れる点がメリットです。

気軽に生花の美しさや香りを楽しめるスタイルなので、花瓶への移し替えが心配なお母さんにも喜ばれます。

鉢植え

鉢植えはコンパクトなタイプからしっかりした大きさのあるタイプまでさまざまあり、ガーデニングが好きなお母さんに喜ばれます。きれいな花を見るだけでなく育てる楽しさも味わえる贈り物になります。

水やりや日光の当て方、風通しの良さなど、鉢植えのお手入れには手間がかかるため、毎日のお世話が苦手なお母さんは別のスタイルが良いかもしれません。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは特殊な加工を施し、咲きたての状態をそのまま長期間飾れる花です。水やりや日光に当てるなどの手入れが不要なので、毎日忙しく花のお世話が難しいお母さんにも喜ばれます。

すぐに飾れるよう箱に入ったタイプや瓶に詰めたタイプなどがあり、花瓶の用意がなくてもきれいな花を楽しめる点もメリットです。ハーバリウムもお世話のいらない花なので、手入れの心配なくいつまでも素敵な状態の花を楽しんでもらえます。