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長寿祝いをするなら、タブーとされていることは避けたいのではないでしょうか。長生きを祝い感謝の気持ちを伝えるお祝いのため、相手を嫌な気分にさせると台無しになってしまいます。
タブーを避けたい人向けに、長寿祝いの贈り物や祝い方のマナーを紹介します。やってはいけない祝い方、失礼にあたる贈り物を紹介しますので、家族みんなが嬉しいお祝いにしてください。
長寿祝いのプレゼントは「縁起が悪い品物はNG」
長寿祝いの贈り物は、テーマカラーで決めることが多いようです。しかし、お祝いに縁起が悪い品物を贈ると相手に失礼なため、事前にタブーとなる品物を確認しておいてください。
4や9がつくもの
櫛は「苦」や「死」を連想させることから、縁起の悪い贈り物とされています。また、櫛が欠けると凶兆とされることから、長寿祝いの贈り物に向いていません。
「4」や「9」の語呂合わせとなる贈り物も縁起が悪いとされており、シクラメンのような贈り物も避けるようにしましょう。
白いハンカチ
白いハンカチは遺体にかける白い布を連想させることから、縁起の悪い贈り物だとされています。ハンカチは贈り物の定番ですが、長寿祝いのテーマカラーが白だからといって、白いハンカチを贈らないようにしてください。
縁起が悪い花
お葬式で使われることが多い菊の花、花が落ちて首が落ちる様子と似ている椿のような花は、贈り物としてタブーです。長寿祝いで花束を贈るときは、色に注意してお店の人に長寿祝いの贈り物にしたいと伝えておくとよいでしょう。
花束で注意したい色は白や青で、どちらも葬儀や仏事を連想させることから、縁起が悪くなっています。白を選びたいときは、胡蝶蘭のように華やかな雰囲気のある花がおすすめです。
長寿祝いで花束を贈るなら、赤・ピンク・オレンジ・黄色など明るい色が向いています。鉢植えの花はタブーではありませんが、贈る相手が育てるのが苦手ではないか、健康状態により育てられないか考えてみてください。
お茶
シニア世代でお茶好きの方は少なくないため、高齢の方への贈り物としてお茶は定番です。ただし、お茶は香典返しに使われることから、死を連想して嫌う人もいるため注意してください。
贈る相手がお茶を贈られても気にしない場合でも、長寿祝いとして贈るなら、紅白や金などの色が入った華やかなパッケージのものがおすすめです。金箔入りのお茶をプレゼントしても、特別感があるでしょう。
「失礼にあたる贈り物」にも注意が必要
長寿祝いの贈り物をするなら、目上の方に贈ると失礼にあたる品物を避けましょう。人によっては贈り物の意味を気にする場合があるため、マナー違反に注意してください。
履物
靴下や靴のような履物や、マットのような敷物は、「足で踏みつける」意味があります。目上の方への贈り物には適していないため注意してください。
また、靴下や下着を贈ると、生活に困っている印象があるかもしれません。相手が希望する場合を除いて、避けたほうがよい贈り物です。
パジャマや寝具
パジャマや寝具は、「寝たきり」を連想させる贈り物で、年配者への贈り物としてタブーです。どちらも日常生活に役立つ贈り物ですが、気にされる方へは避けてください。
時計や文具
時計・文具・鞄などの贈り物は、「勤勉」を連想させます。「さらに勤勉に働きましょう」という意味にとらえられる恐れがあるため、目上の方への贈り物に適していません。
長寿祝いの年齢で現役の方もいますが、定年を迎えている方には避けたほうがよいでしょう。贈る方のリクエストがなければ、選ばないようにしてください。
現金や商品券
目上の方に金額がわかる現金や商品券を贈るのは失礼にあたります。相手が自由に選べる贈り物をしたいときは、カタログギフトがおすすめです。
刃物
ハサミや包丁などの刃物は、「縁を切る」ことを連想させます。同じような意味で割れ物を嫌う人もいるので、陶器を贈る場合には注意してください。
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市場の目利きが選んだ国産うなぎと、神戸牛肉の豪華セットです。化粧箱入りでギフトにも最適。お世話になって方に感謝の気持ちを贈りましょう!
長寿祝いらしい「華やかさ」や「特別感」を重視して
長寿祝いは人生の節目となるため、思い出に残る贈り物がおすすめです。今までの感謝の気持ちを伝える贈り物や、特別感や高級感のあるアイテムを選んでみてください。
健康を気遣う贈り物
長寿祝いの年齢によっては、健康状態に不安を抱えている場合があります。健康を気にしている方へは、健康グッズを贈るのもよいでしょう。
趣味としてスポーツを楽しまれている方へは、運動できるグッズを贈る方法があります。食べることが好きな方へは、健康に配慮した食品もよいかもしれません。
ただし、年齢により食べられるものや好みが変わりやすいため、昔好きだったというだけで選ばずに、最近も好んでよく食べていたか調べてみてください。健康グッズは、老眼鏡・杖・補聴器など高齢者向けグッズを贈りたくなりますが、老いを感じさせるものは老人扱いされているようで嫌な気分になる方もいるため、注意しましょう。
特別感のある物・華やかな贈り物
人生の節目となる長寿祝いでは、華やかな印象のある贈り物がおすすめです。上質な素材のグッズや、いつもとは違う少し贅沢な食品などもおすすめです。
人によっては、まだまだ現役で若い印象を大切にされている場合があるので、年齢にこだわらず若々しい贈り物を選ぶのもよいでしょう。明るい色や華やかなデザインのものなど、気分が明るくなる贈り物を選んでみてください。
贈る相手が女性なら、何歳になっても嬉しい豪華な花束を贈る方法があります。還暦のテーマカラーは赤で、本数の多い赤いバラを贈ると特別感があるためおすすめです。
記念に残る贈り物
今までの感謝の気持ちを伝える贈り物にしたいなら、似顔絵やメッセージなどを贈ってみてください。名入れギフトを選んでも、記念に残る思い出となるでしょう。
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「予算」や「お祝いの仕方」は家族間で相談するのがポイント
長寿祝いをする際の注意点をいくつか紹介します。予算・お祝いの仕方・贈り物の注意点について確認しておいてください。
予算は家族で話し合って
兄弟姉妹で贈り物の金額に差が出てしまうと、後で嫌な気分になることがあります。予算の問題でぎくしゃくした関係性になるのを避けるため、事前に家族間で予算について話し合っておいてください。
両親へ品物を贈るときの相場は2~3万円程度ですが、旅行を贈る際には最大10万円ほどと、高額になることもあります。一方が高額な贈り物をしてしまわないよう、旅行のように金額が高くなる贈り物をしたいなら、兄弟姉妹でお金を負担し合うなど話し合ってみましょう。
祝い方
家族としては盛大に長寿祝いをしたい気持ちがありますが、本人が大げさすぎるといって嫌がる場合があります。年齢的に体調がすぐれないことや、長時間だと疲れてしまうため、盛大な食事会は避けたいのかもしれません。
本人の意向を尊重するのが一番のため、断られたときはレストランでの食事会ではなく、自宅で少し豪華な誕生日会程度にとどめるとよいかもしれません。喜んでもらえるお祝いにできるよう、長寿祝いはサプライズを避けて、事前に本人の好みや希望を聞くようにしてください。
贈り物の注意点
食事会を開くときや、旅行をプレゼントしたいときは注意が必要です。年齢に合わない料理を提供してしまうことや、食べ過ぎて体調を崩さないよう注意することが大切です。
旅行のプレゼントを計画しているなら、本人の体の状態を考慮しましょう。膝が悪い方に長時間歩かせるような旅行や、疲れやすい方に移動時間が長い旅行を贈ると体調を崩すかもしれません。
食事会や旅行のプレゼントは、本人の意向も考慮するよう、本人も交えて計画してみてはどうでしょうか。本人もプランがわかっていれば、安心して参加することができるため、快く受け入れてくれる可能性があります。