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孫や甥・姪などの入学には、入学祝いを贈って健やかな成長をお祝いしたいものです。では、入学祝いはいつ渡すのが正しいマナーなのでしょうか。

相手に気を遣わせず気持ち良く受け取ってもらうために、いつ渡すのがよいのか、入学祝いの渡し方を知りましょう。入学祝いに手紙やメッセージを添えると、気持ちのこもったお祝いになります。

メッセージのポイントも紹介しますので、一言添えたいときの参考にしてください。

入学祝いを渡すタイミングは「3月初旬から中旬」

マナーを守って入学祝いを渡すには、タイミングが重要です。さらに、「この人には贈るべき?」と、入学祝いを贈るかどうか迷うこともあるかもしれません。

入学祝いをいつ渡すのが適切なタイミングなのか、どのような関係性の人へ贈るとよいのかを見ていきましょう。

3月初旬から中旬がベスト

入学祝いは、卒業式を終えてからできるだけ早い時期に贈ります。入学式直前は準備で慌ただしいため、それより前の時期に渡すのがベストです。

現金やギフトカードを贈るのであれば、学校の入学準備に使えるので喜ばれるでしょう。準備が済んだ頃に品物を贈ると、すでに購入済みで品物が重なってしまう可能性があります。

そのため、入学祝いは卒業式後から入学式までの間、早めのタイミングで贈りましょう。

入学祝いを贈るのは基本的に親戚

入学祝いは親戚が贈ることが一般的なため、孫や甥・姪に渡します。遠縁の親戚でも交流があり親しい場合は贈ることもあります。

近しい友人や会社の同僚の子どもの場合も同じく、深い親交があれば贈ってもマナー違反にはなりません。気持ちのこもったお祝いのアイテムを贈りましょう。

入学祝いは関係性により贈るかどうかを決めてもよく、「ぜひお祝いしたい」という気持ちがあれば、贈ってもかまいません。相手の負担にならないギフトにする気遣いがポイントです。

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「受験」や「卒業祝い」「遅れた場合」はどう対応する?

受験がある場合、一般的な入学祝いを渡すタイミングとは異なります。中学・高校・大学入学前には卒業があり、卒業祝いも贈るべきか迷うこともあるでしょう。

さらに自分も何かと忙しく、入学祝いを贈るタイミングを逃すこともあります。そのようなときには以下の対応をしましょう。

受験生の場合は報告を受けてから贈る

公立の小中学校へ入学する場合は3月初旬から中旬頃に贈りますが、受験がある私立の小中学校や高校、大学などの場合は進路の報告を受けてから入学祝いを贈りましょう。

入試があるケースは必ずしも3月中旬までに進学先が決まるとは限らないため、報告を受けてから入学式までに贈ります。入学祝いに加えて合格祝いも贈るべきか迷う人もいるでしょう。

親戚でも、合格祝いと入学祝いの両方を贈るべきというマナーはありません。しかし相手の頑張りを知っていて、合格をぜひお祝いしたい気持ちがあれば両方贈ってもかまいません。

卒業祝いと兼ねてもよい

卒業シーズンと入学シーズンが重なるため、入学祝いと卒業祝いを兼ねても失礼にはあたりません。とくに近しい相手には両方贈るケースもありますが、多すぎると恐縮してしまう場合があるので、関係性を考慮して決めます。

遅くともゴールデンウィーク前までに

入学祝いを贈る時期が過ぎてしまい、タイミングを逃してしまったときは、ゴールデンウィーク前までに贈りましょう。その際は遅れたことをお詫びする手紙を添えると丁寧です。

お祝いごとは遅れてもマナー違反にあたらないため、あとから知った場合でも、できるだけ早くに贈ります。直接会う機会がないときは郵送でもかまいませんが、現金を贈る場合は現金書留を使いましょう。

現金やプレゼントを贈るときの「のし袋・のし紙」のマナー

入学祝いに現金を贈るときはのし袋に入れ、品物を贈るときはのし紙をかけることがマナーです。入学祝いにふさわしい水引の祝儀袋やのし紙を用意して、気持ち良く受け取ってもらいましょう。

現金を贈るときの「のし袋」

入学祝いに現金を贈る場合、選ぶのし袋は水引が「紅白蝶結び」のタイプです。蝶結びの水引は何度繰り返しても良いお祝いごとに用います。

金額に合った祝儀袋を用意することもマナーのため、10,000円以下は水引を印刷した封筒型を、10,000円を超える金額の場合は水引の取り外しができ、中袋があるタイプを選びます。表書きは水引の上段に「御入学御祝」などと書き、下段には贈り主の名前を書きましょう。

プレゼントを贈るときの「のし紙」

入学祝いに品物を贈る場合は、蝶結びの水引とのしのついたのし紙をかけます。表書きの書き方はのし袋の場合と同様です。

現金を郵送するときは「現金書留」

お祝い金を現金で郵送する場合、一般郵便では法律違反にあたるので必ず現金書留で送ります。現金を包んだのし袋を、郵便局で購入した現金書留専用の封筒へ入れて必要事項を記入し、発送します。

宛名は未成年の場合は親の名前を、成人している場合は本人の名前を書きましょう。

入学祝いは「お祝いのメッセージ」を添えて渡そう

用意した入学祝いは相手に直接会って渡し、そのときにはお祝いのメッセージを伝えましょう。気持ちを込めた入学祝いを受け取る側も、いっそう喜びが増します。

入学祝いを発送する場合は、手紙やメッセージカードを添えて贈るとお祝いの気持ちが伝わります。

メッセージの書き方

小学校入学など低年齢のときは親に対してのメッセージを、中学生以上のときは本人に対してのメッセージを添えます。小さなお子さん本人に対して、わかりやすい内容のメッセージを伝えてもかまいません。

親に向けてのメッセージでは、お子さんの成長を見守る家族に寄り添った書き方にしましょう。本人への場合は、勉強や部活、習いごとなどの活躍を期待する応援の言葉もおすすめです。

親元を離れてひとり暮らしを始める場合は、ネガティブな表現にならないよう気をつけて応援するメッセージを添えましょう。

避けるべき言葉に注意

新たな門出を祝う贈り物を渡すとき、避けるべき言葉があります。日本古来より不吉なイメージのある忌み言葉は避けるべきといわれているため、入学祝いに添えるメッセージにも「終わる」「崩れる」「破れる」などの言葉は使わないようにしましょう。

相手の事情や状況に配慮した言葉選びも大切で、たとえば第一志望に合格できずすべり止めの学校へ行くことになった相手に対しては、「慰めの言葉」や「難関突破」という言葉の使用は避けます。入学そのものへのお祝いや成長に対する喜びの言葉を選びましょう。

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